「関係人口」の「関係」という言葉と【九州つなぎ隊】

「単なる労働力の提供じゃない」

「単に観光客やイベントの参加者を増やすためじゃない」

と、考え取組始めた10年前から考えていた。

「単なる労働力」ならお金を出して雇えばいい。

「単に観光やイベントの参加者」ならツアーを企画すればいい。

新規の立上げから8年やってきた【九州つなぎ隊】の前身の宮崎県の「中山間盛り上げ隊」でも言い続けてきたが、委託事業と言うこともあり、なかなか理解されないまま、理解されずに残念なことも多々あった。

昨年4月【九州つなぎ隊】として自立してからは、誰にも遠慮せず

「そうじゃない!」

と確固たる信念として打ち出している。

これを理解してくださる地域の方々には、きちんとだったり、やんわりだったりするが伝わる。

平成30年から総務省が『「関係人口」創出事業』を新規で始める。

その「関係」という言葉の定義でホッとした。

「関係」=「関心」+「関与」 だと。

「関心」=「心を寄せる」

「関与」=「係わる」

学者さんたちはさすがである。

今までモヤモヤしていた想いや気持ちを言葉にしてくださった。

10年目にして「言葉」として整理されてホッとした。

10年目にして「形」になってホッとした。

超高齢社会、少子化、担い手不足、若者の流出、過疎化、これらが絡まって起こる人口減少の時代。

ここが大事、これが大事、【九州つなぎ隊】はここにある。

だから【九州つなぎ隊】は、

エリアにも、分野にもこだわらない、

縦割りにもはまらない。

『「関係人口」の「関係」という言葉と【九州つなぎ隊】』へのコメント

  1. 初鹿野聡 名前:初鹿野聡 投稿日:2018/02/10(土) 07:28:43 ID:1c061bdd7 返信 編集

    自分へのコメントです。
    フェイスブックで、「中山間盛り上げ隊」からの進化版が「九州つなぎ隊」という表現がありました。
    「進化」ということでは、「事業」ではなく「社会の仕組み」に転換していくことです。
    そのためには以下の気付きや理解の共有、共感が、関係機関や団体、人に必要ですが、そう簡単ではなく、頭だけでは無理で、それぞれにそのための「必要な時間」というものが必要です。
    また、これらや「持続可能な社会の仕組みにすること」を阻害する仕組みや考え方が現存していて、そのための変革を行う必要があると考えています。
    「関係人口側の心理」、
    「何故、継続するのか」「何が継続させるのか」ってところの関係人口側、受け入れ側、双方の気持ちの理解、
    「関係人口となり得る人」の考え方、
    などを事業的なものでなく、営み的な感覚で理解すること。
    私は、こんなところがすごく、とても大事でポイントだと、
    10年やっていて感じています。