むっちゃんちの芋ほり(ポイントボランティア)その2~日之影町大人地区 ~

【九州つなぎ隊】はむっちゃんの畑で芋ほりの作業です。

日之影町の酒造会社が日之影産の芋で焼酎を作るということでむっちゃんはその芋の栽培を依頼され収穫の時を迎えました。

苗を植えるまでは人手もかからず、一人でこなしたそうですが、収穫作業となるとそうはいかない、ということで【九州つなぎ隊】事務局の私たちのところに相談がありました。

以前もお話しましたが、困っていればどうすればいいか、依頼者も隊員も心地よくするためにはと考えます。

今までのパターンに当てはまらなければ新しくパターンを作ればいいわけで、目的は困ったを助かったに変えることです。

収益を伴うものにはポイントボランティアというパターンを設けました。

収益はともなってもポイントを交換するということがネックになるわけで、現物支給なら出来るということだったので、それでやることにして隊員さんに案内したところ、5人の募集に5人揃ってその日の作業となりました。

【九州つなぎ隊】をお願いしようというむっちゃんの発想は、以前紹介した【九州つなぎ隊】のレクリエーション高千穂のナスの収穫し放題にヒントを得たものだと感じました。

私はこの相談があった時に、最初はポイントボランティアのパターンに当てはめようと頭をひねりましたが、

「待てよ」と当てはめようという考え方そのものが違う。

今まで県などから委託を受けて事業をやってきたものですから、どうもその癖が抜けていない自分に気付きました。

【九州つなぎ隊】は団体でもなんでもない

仲間で助け合う“仕組”ですから、

そんなことにこだわることはないのです。

みんなが良ければそれでいいわけで、

両方の立場を考えていい塩梅に調整すればいいわけです。

今回、ここをはっきり目覚めさせてもらって良かったなとありがたく思っています。

また、ナスの収穫し放題を提案してくれた高千穂町の隊員の戸高浩美さん、今回の芋ほりを相談してくれたむっちゃん、ここにきて【九州つなぎ隊】を仕組みとして自ら活用しようと考えてくれました。

これはとてもうれしい大きな変化だと思います。

【九州つなぎ隊】とな何なのかというところが

実感として分かってきたということではないかなと思うのです。

行政が行う縦割りの事業ではなく、住民の暮らしから考え取組む

住民のための住民による仕組みなのですから。

私が思い続けてきたことが形になってきたと感慨深いものがあります。

ここに来てコロナ禍の体験含めて色んな事が整理できてきたように思います。

自律: 他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること。

自律した住民として、自律した住民の仲間と

自立した仕組みでつながった自律した集団、

これが【九州つなぎ隊】なのかな、

というのが今の感想です。あたーす\(^o^)/