「あじさいの植栽」その2~宮崎市高岡町飯田地区~

宮崎市高岡町飯田地区のアジサイ公園の苗植えのお手伝いでした。

これまでも下草刈りを続けて丁寧に育てられてきたのですが、水はけの問題で枯れてしまうのが続出。

他の地域でアジサイを育てられているところを視察されて、根本的なところから水はけを良くしないとなり、昨年から苗を育て、畝を作りそこに穴を掘らずに盛り土するように苗を植えていきました。

こうやって作業に関わると、植えた苗がどう育つのかが楽しみになります。

なので、これからの成長を確認するのが楽しみになって草刈りの作業が待ち遠しくなってくるほどです。

地域もきれいになって、花を見る人も喜んでくれて、とてもいい循環だなと思います。

作業が終わっておにぎりの振る舞いがあったので、みんなでおにぎりを食べながら近況などを話して清々しく楽しい時間を過ごしました。

今回も三股町の緒方さんが活動に参加されていたので、緒方さんが取組んでおられる子ども見守り活動と環境整備について話を聞かせてもらいました。

とても素晴らしい取組をされていて、どういった経緯で今の形になったのかを教えてもらいました。

緒方さんが子どもの見守りを始めた当初緒方さんが立つところの前の学校のフェンスの下のところにツツジが植えてあったそうですが、それが雑草に埋もれていて荒れた状態になっていたのに気づかれたそうです。

気になっていたところで一つのアイディアが緒方さんに浮かびました。

それは【九州つなぎ隊】の活動で日之影町中川地区のチューリップのお手伝いを年間通してさせていただいて緒方さんはここの活動にも参加されていました。

ここではチューリップの球根植えや球根掘りの時に新しい球根と入れ替えたりするのに、参加したボランティアさんに無償で提供してくれます。

それを思い出されたのか、学校に許可をもらって荒れた場所を整備し、花壇の状態にされたそうです。

そこに【九州つなぎ隊】の活動で日之影町中川地区に行った時にもらうチューリップの球根を植えられたのです。

キレイに咲いたチューリップは学校の児童のみならず、そこを通る人の目を和ませるようになったのです。

これは防犯の観点から非常に意味のある取組で犯罪を防止する要素である「監視性」を高めることになります。

見守りをする人だけでなく、通行する人の視線も学校に向きますのでとても効果がありますし、犯罪者に対しても環境にも対応ができている意識の高い学校という情報発信となり、予防、抑止の効果も期待できるわけです。

更に緒方さんは考えました。

チューリップの時期だけでなく、他の時期も何とかしたいと。

【九州つなぎ隊】の活動で新富町のシンビジウム農家の山上げという作業のお手伝いがあります。シンビジウムを夏の暑い間避暑地で過ごさせるための作業です。

そこの農家さんは花の苗も作っておられて、作業が終わると出荷されなかった苗を活動に参加した隊員さんにくださいます。

緒方さんはここでもらったナデシコの花の苗を学校の花壇にされたところに植えられたのです。

ナデシコは水やりなどをちゃんとすれば花を長く咲かせてくれます。

これも見事に学校を飾ったそうです。

で、水やりはどうしているのかと質問すると、学校に許可をもらって緒方さんたちが水やりをしているそうです。

そうしたら学校がジョウロを準備してくれたそうです。

これもかなり防犯効果の高い取組です。

学校に地域の目があり、水やりをする姿が外部から見える、これは防犯上「領域性」「抵抗性」を高める素晴らしい活動です。

他にも学校内の木が茂って学校の玄関が見えにくくなっていることなどを学校に提言され、学校はすぐに対応して見守りの方々の目線が通るようにしてくれたそうです。

これも的を得た取組です。

緒方さんは特別に防犯を勉強されたわけではありません。

ん?私の講演にはよく来られていますが・・・

緒方さんはただただ子どもたちの安全と健全育成を願い、一生懸命に取組まれ、そこで気になったことを自然に行動に移しておられる。

なので無理なく自然体で周囲にも“いかにも”とか“すごい”という印象を与えてないと思います。

そこがとてもいいなと思います。

私がすごく!とても!いいなと思うのは、【九州つなぎ隊】の活動がいい循環を生んでいる

ということです。

みんなが喜んでいて、笑顔で、それでいて社会貢献につながっている。

お金や特別な取組ではなく、【九州つなぎ隊】の自然な活動がいい波及効果副次的な効果をもたらしている。

これこそ、持続可能なということではないかと思います。

いいね~♪九州つなぎ隊!(^^)!