木城町中之又地区の中之又神社の夜神楽のお手伝いに
行ってきました。
隊員さんと朝から行って地域の方々と一緒に準備をして
午後5時半から神事、午後7時30分には神楽が始まります。
33番舞って終るのが翌日の午前8時頃です。
この地域に伝わっている神楽も貴重であるということで
今回は国と県の文化財関係の方々が調査に来られ、
かなり細かく、時間や文言、舞を記録確認されていました。
周辺の神楽では銀鏡神楽が米良神楽として国指定重要無形民俗文化財に
指定されていて、その周辺の米良神楽としての今回の調査だったようです。
神楽の舞そのものは「無形民俗文化財」で分かるのですが、
ただ、この神楽を文化という点で考えると
神楽の舞だけが注目されるのはどうかなと思ったりもします。
外から見ている人にとっては見える部分は神楽の舞ですから、
そうなのでしょうが、33番を舞う夜神楽が出来る、継続されている
ということは、どういうことかというのも文化というところで
一体で考えて欲しいなと思ったりします。
ここの神楽だけでなく他の神楽も含め10年以上関わって
来ていますが、夜神楽が終ってしまったところもありました。
それは神楽の舞手の確保の問題ではありませんでした。
33番を舞うには夜通しやらないと終わりません。
となると、神楽の準備から始まり、舞手が舞い続けられるための
裏方が必要不可欠なのです。
逆を言えば裏方がいなかったら夜神楽は出来ないということです。
夜神楽が終わったところは、まさに裏方の問題でした。
地元の神社の氏子の皆さんや婦人部の皆さんが、
裏方を支えているのですが、高齢化、過疎化、少子化など
現実として厳しい状況にあるのです。
そこで【九州つなぎ隊】という仕組みの話になっていくのです。!(^^)!
仕事で、中之又地区に伺って三十数年になると思います。その時の高齢のご婦人が、神楽だけでなく、集落の存続をも危惧されていました。
今も神楽が、盛大に継続できているのは、【九州つなぎ隊】の皆さんをはじめ多くのボランティアの方々のおかげです。ありがとうございます。