諸塚村立岩地区「諸塚神社秋季大祭」その2

諸塚村の立岩地区の秋祭りのお手伝いです。
うちが県の事業から【九州つなぎ隊】に切り替えたことで
2年ほど途切れましたが、やっぱり私たちでないとダメという
ことでお声がかかりました。
立岩地区とは十数年のお付き合いですが、
当初いた方々も姿を見なくなったり、
神楽や臼太鼓の現役から引退したりと
高齢化や人口減少の厳しさが伝わってきます。
この祭りでは最初に諸塚神社から立岩大明神まで
神様をお連れします。
その際に行列を作るのですが、順番が決まっていて
最初がほら貝、上り、玉ぐしを持った氏子、神楽、宮司、
ご神体の入った神輿の順で、神楽を舞いながら行進します。
出発前にその役目が発表になり隊列を作っていきます。
今回は何と「先頭ほら吹き、初鹿野聡」と呼ばれました。
そうです、先頭でほら貝を吹きながら隊列を先導する役割です。
とても光栄なことです。
ほら貝を吹きながら歩くと山に響くのが分かります。
そして無事諸塚神社に帰ってくると
待っておられた高齢者の方々おられ、知り合いの女性が
「もうほら貝が吹ける者はおらんじゃろと思とったが、
やっぱりあんたやったか。上手やど」と
拍手が起こりました。すごくうれしかったです。
諸塚神社で待っていた方々のことを考えると
私が吹いていたほら貝の音は、隊列の場所を伝え
進行状況を判断することにもつながっていたのです。
昔に想いをはせ、祭りの営みなどを感じ、
ほら貝を任せてもらったことに加え、意味を感じることができ、
感慨深いものがありました。
いつもお話する方々の姿ないことに寂しさを感じましたが、
若者たちが帰ってきて続けようとする姿もあり
とてもいいお祭りでした。