今年もまた日之影町大人地区秋の歌舞伎のお手伝いへ その2

日之影町大人地区の秋祭りのお手伝いに行ってきました。
ここも地元の方々と10年一緒に関わってきましたが、
この大人地区は世代交代がいい具合に進んでいます。
色んな地区や活動でも今共通する悩みは世代交代ですが、大人地区は違うのです。

午前中の神事の神楽の奉納は神楽保存会の若手がしっかりと務めます。
神事は公民館や氏子、学校など大人地区に関係する方々が顔を揃えて行われ、その後の直会もみんな参加して和気あいあいと行われます。

午後3時から歌舞伎の準備です。
舞台や会場の設営は前日に終わっているので、当日は役者さんのお化粧や着付けの準備からです。
この歌舞伎の役者も世代交代が進んでいて私は10年見てきていますが、いい感じで若返っていて頼もしく感じます。

この大人地区は地区で小水力発電の施設も建設し売電の益金は借り入れの返済、設備の維持費、光熱費などの経費以外は、地区に還元されるという何とも素晴らしい仕組みになっているのです。

大人地区は夜神楽も日之影町で唯一残っています。
こちらの世代交代もきちんとできているのです。

それぞれが上手くいっているというよりもここ大人地区自体の人のつながりとつながり方という基礎がそうさせているのではないかと思います。

みんなでご飯を食べている時に、その話題になって中堅どころが言ったのは、
「ここは若手がアイディアを出した時に、重鎮たちがそれを聞き、取り入れてくれる」
ということでした。
確かに色んな地域を回ると若手から意見が通らないとか、重鎮だけで決めているなどという話は耳にします。
これは重要な欠かせないポイントなのだろうなと思います。
大人地区がそれを実証しています。

皆さんの地域はいかがですか?

10月6日 歌舞伎の準備の日

10月7日 秋祭り 歌舞伎当日