日之影町大人地区の岩井川神楽で新たな展開が!【宇久島ぎばるっ隊】参上‼

これからの時代、
高齢化、少子化、人手担い手不足、そして人口減少の時代は
これまでと同じ社会、仕組みでは対応できないのは当然のことです。

【九州つなぎ隊】は2年前にそれを踏まえて、これからの時代に対応するために立ち上げました。

市町村や県などの既存の括りや分野の枠組みにとらわれず、世界で誰も経験したことのないこの時代にあった社会と仕組みを構築していくための第一歩です。

いきなり全体で、みんなでというのは無理があります。
そこで、まずは『動く人』『動ける人』がつながって行動し流れを創ろうというものです。

今回の日之影町大人地区の岩井川神楽では、この“つながり”が、今までにない“新しい動き”を生み出しました。

その一つは、【九州つなぎ隊】の隊員として
長崎県佐世保市の宇久島の【宇久島ぎばるっ隊】が7人
大人の岩井川神楽のお手伝いに来てくれました。
これはとても大きな動きで感動です。
宮崎からも宇久島にはお手伝いに行ったのですが、
そのつながり、その時の人たちに会いたいというのも
あって今回の活動への参加でした。

もう一つは、宇久島の方々が来られるということで
宮崎から宇久島に活動に行った【九州つなぎ隊】の隊員が
県内から大人の夜神楽に集まってきたのです。
まさに『動く人』が“つながる”ことで生まれた現象です。
これも素晴らしい人の“つながり”の力で、
“つながり”は人を動かす原動力となることを
実感しいました。

更にもう一つ、日之影町大人地区の方々と宇久島の方々が夜神楽という長い時間をかけてつながって、
神楽が終った後の直会では、大人地区の方から
「ツアーを組んで宇久島に行きたい」という
言葉を飛び出したのです。
これには驚きと感動を覚えました。
素晴らしい“つながり”の連鎖です。

今回は宮崎県庁の文化関係の担当職員も
大人の岩井川神楽の調査のために数名来られておりました。
自然と【九州つなぎ隊】の活動にも接せられ機会と
なったのですが、神楽が終り【九州つなぎ隊】が
後片付けを地元方々と一緒にやっていると
1人の職員の方がわざわざ来られて、
「神楽を保存するには裏方も大事だということが
分かりました。」
と言われました。
あー伝わった。
現場で夜神楽を体験して分かること、
体験しないと分からないことがあるのです。
これはいくら考えいても分かりません。

今回はこんな感じで本当に実りの多い、
気付きの多い大人の夜神楽でした。
きっとこれは“ごりやく”なのでしょうね。(^_-)-☆

大人地区の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。

【宇久島ぎばるっ隊】の皆さんは、
この後も都農町の都農ふれあいの居場所で
研修を受けられ、夕方はうちの事務所で
研修を受けられました。
新たな一歩、新たなページが開かれた
素晴らしい数日間でした。

準備の日 神楽前日

神楽当日

夜が明けて終盤

【宇久島ぎばるっ隊】帰還の日

【九州つなぎ隊】は一つです。