日之影町大人地区「大人歌舞伎」その２

毎年恒例の日之影町大人地区の秋祭りで、
奉納芸能『大人歌舞伎』のお手伝いでした。
いつものように会場の設営や場面転換は
九州つなぎ隊の役割です。
会場の設営ガ終ると場面転換の打ち合わせをして
本番を待ちます。
私たち事務局は地元の方々と一緒に
午前中の神事から参加して大人人（おおひとじん）に
なりきります。
そうしたところ、年月が経てば色々あるもので
高齢で体調を壊す方などもあり、
色んな代役が発生します。
私は総合司会ということで、全体を仕切ることになりました。
それが面白いのが決まっているのはプログラムぐらいで、
後は私にお任せというゆっくり緩やかな展開です。
ここが地区の祭りらしくていいですね。
とても心地いい感じです。
今回も長崎県佐世保市五島列島の宇久島から
坂本一家がご夫婦と子どもさん二人で参加してくれました。
長男の一護君は、大人地区にすっかり慣れてきていて
今回は私と一緒に司会のところにいて、時間が空いたら
私の膝の上で休憩をしていました。
そんな時のことです。
来場されている方の車のラジオがついたままになっているので
アナウンスをして欲しいという依頼が飛び込んできました。
車の状況やナンバーを確認していると
一護君も一緒に動きます。
そして一護君が私に
「それをマイクで言うの？」
私　　「そうだよ。」
一護君「やりたい。」
というのです。
いいじゃあ～りませんか～(^^♪
原稿を書いてあげて早速練習開始。
ナンバーは２回言うことや
数字のところが早くなるので
何度もやり直しをさせて練習させました。
ここはやる以上はしっかりやらせます。
いよいよ本番、緊張気味でしたが、
とっても素晴らしいアナウンスができました。
その後会場に一護君のことを紹介すると会場から
「ありがとう！」の掛け声が飛びました。
本人も大満足のようで、帰りのあいさつで
お父さんも驚いたことを話されました。
全体もスムーズに進み、幕間もいい時間で
まとまったいい歌舞伎になりました。