思い描いていたことが形に!

九州つなぎ隊を立ち上げる時から、思い描いている夢のようなこといくつかあります。

その一つが、今形になろうと、始まろうとしています。

それは、宮崎、九州の生活文化そのものを観光化することです。

旧所・名跡やテーマパークなど、いわゆる観光地と言われる展開ではなく、そこにある暮らしや文化、伝統など、今あるそのままを、そのものを観光にできないかというものです。

宮崎県内の中山間地域に関わって8年間、宮崎県や中山間地域の条件を外し活動の枠も活動内容の幅も広げてステップアップした9年目の挑戦の今も、ずっと思い続けてきました。

9年前まで関わる機会も、関われる仕組みもなく想像できませんでしたが、9年関わってみて宮崎の、九州の暮らしや文化、伝統などとても魅力に溢れていることに気づきました。

宮崎市に住んでいる私が思い感じるですから、都会の人や外国人にはたまらない魅力だと思うのです。しかし、観光という取組や事業になるとそのまま観光地巡りになってしまいます。

旧来従来の考え方や仕組み、体制では、私の考える『生活文化の観光化』は実現できません。

そこで、考え方や仕組み、体制がないのなら創ってしまえということで【九州つなぎ隊】ということです。

私が思い描いていたイメージの一つが今ひとつ形になろうとしているのです。

昨年の熊本地震の支援活動を行うために宮崎県西臼杵郡日之影町に『ベースキャンプ日之影を立上げ』、そこを拠点にボランティアや物資、義援金による支援活動を行ってきました。

その際に、東京の若い女性からインターネットを通じて問い合わせがあり、東京から宮崎に来てさらに日之影町に来て、私たちと一緒に熊本地震のボラティアに行くことになったのです。

その活動も無事終わり、彼女は「8月のお盆頃に活動があれば、また来ます。」と言葉を残して東京に帰っていきました。大変失礼ですが、当時私は社交辞令だろうと思っていました。

熊本に足を運びながら、8月のお盆明けにも熊本地震の支援活動とボランティアの交流会を企画しました。そうしたところ、その東京の女性から「熊本へのボランティア活動には間に合わないけど、交流会に参加します」との連絡があったのです。おったまげました。

当日、その女性は交流会に参加し、私たちと一緒に宿泊しました。翌朝、朝食をとりながらこれからの予定とか色々と話をしていると翌日の予定がないということでした。そこで私は、私がボランティアさんを連れて毎年手伝っている日之影町大菅地区の夏祭りを案内しました。まあ、来ることはないだろうと思いながら・・・本当に失礼ですみませんm(_ _)m

そしたら、なんと!ナント!祭りの当日来てくれたのです!!!!!!

で、1年が経ちました。今年も大菅夏祭りが近づいてきました。メールアドレスは分かっていたので、またダメ元でお誘いしてみました。

そしたら、またまたなんと!ナント!「来る」って返事が来たのです。それも今度は遊びでなく祭りの手伝い、ボランティアがしたいと。ひょえ~ すげ~ です。

早速、九州つなぎ隊を案内し彼女は登録を済ませ、祭り当日やってきます。

彼女が東京からくるのは何故か、何か。

さんざん言いながらですが、私は分かる気がします。多分私がこの活動をしながら思っている感じている同じ様なものを感じ取ってくれているのだと思います。

言葉で説明するのは難しい。私はいつも「活動に参加してみると分かるよ、参加してみないと分からないよ」としか言いようがないのです。さらに言えば、この感覚というか、気持ちというか、喜びというか、とてもいいもので、これを知らずに人生終わるは『損』だとすら思っています。

東京の女性と1年ぶりの再会です。私もとても楽しみで、待ち遠しい気持ちで一杯です。